マーケティングの世界には常に流行りのマーケティング用語がありますが、最近では「コンテンツマーケティング」もその一つです。WEBマーケティングの世界では、いまや猫も杓子もコンテンツマーケティング、という状態です。
ここで言うコンテンツ、とは何か。それは「見込み客にとって有益な情報」です。
簡単に言えば、コンテンツマーケティングとは、有益な情報を無償で提供することによって集客する、マーケティング手法のことです。
実は、このような集客手法はそう新しいものではありません。経営者がブログを書いたり、講演することで、結果的にブランディングや集客に繋がることがありますが、これも広い意味でのコンテンツマーケティングと言えます。
それでは、最近流行っているコンテンツマーケティングはこれまでと何が違うのでしょうか?
その問題を解く鍵は、SEOにあります。SEOとは、検索エンジン最適化の略で、簡単にいうとグーグル検索で上位に表示されるための取り組みのことです。
以前は、たくさんのサイトからリンクされるとSEOが上位になる仕組みでした。しかしグーグルさんが最近仕組みを変更し、リンクされている数だけでは上位に表示されなくなってしまいました。そこで、重視されるようになったのが「コンテンツ」というわけです。
つまり、ユーザーにとって有益な情報をたくさん掲載しているサイトが、検索上位に表示されるようになったのです。それだけではありません。近年のSNS(facebookやtwitter)の普及によって、有益な情報(あるいは面白い情報)はすぐにシェアされ、拡散するようになりました。
もうお分かりと思います。WEBで集客するには、見込み客にとって有益な情報を自社サイトやSNSでどんどん発信すれば良いのです。そのために読みやすいデザインにしたり、シェアされやすいタイトルや画像を添付する手法が研究され、浸透しつつあるのです。
これからサイトをつくる、あるいは、自社サイトのリニューアルを検討される方は、コンテンツマーケティングについて検討することは必須であると言えます。WEBで集客するにはネット広告という選択肢もありますが、広告の効果はどんどん下がっており、費用は逆に高くなっているとも言われています。
皆さんがふだん何気なく検索して辿りついたサイトが、実はどこかの会社のマーケティング用のサイトだった、ということがあるかも知れません。一度確認してみてはいかがでしょうか。