PRは企業のコミュ力?!
PR（ピーアール）と言えば、もう日本語みたいなものですよね！ よく「アピール（appeal＝訴える）」と同じようなニュアンスで使われます。念のため、ウィキペディアの解説を読んでみましょう。
パブリック・リレーションズ（public relations）とは、個人ないし国家や企業その他の組織体で、持続的または、長期的な基礎に立って、自身に対して公的な信頼と理解を獲得しようとする活動のこと。宣伝活動または広報活動のことでピーアールと主に呼ばれている。
パブリックとは「公に」という意味です。リレーションは「関わり方」というような意味ですので、PRとは「公との関わり方」という意味を含むわけですね。個人で言えば「コミュニケーション能力」と言い換えても良いかも知れません。
つまり、ある主体（会社や個人など）が他者に対して自己の良いイメージを与える、あるいは自己に有利な情報操作を行うことの全てがPRです。
PRは戦略が全て
問題は、そこに「戦略」があるかどうかです。
PRとは、即ち戦略だと言っても言い過ぎではありません。何をするにしても、そこに戦略が無ければ資源と労力と時間の無駄になります。
限られたリソースを最大限に活用する、最高のコストパフォーマンスを実現する、これがPR戦略です。
広告代理店とPR会社は違う
例えば、あなたが新しい商品を開発したとします。非常に画期的な商品です。家庭の主婦が喜んで買いそうな商品です。
あなたは、その商品を売るために広告代理店へ行きます。そこで、テレビCMや新聞広告を提案されます。それらのプロモーションには、莫大な費用がかかります。
あるいは、その商品を売るためにPR会社へ行きます。PR会社はテレビCMや新聞折込チラシではなく、その商品が新聞記事に掲載され、テレビ番組の中で取り上げられるように働きかけます。さらに、その商品が口コミで広がるようにSNSやブログで紹介されるようにします。
あなたの商品が売れるには、後者の方が廉価で、より効果的かも知れません。PRとは、このように宣伝したいモノに対して最も効果的な広報戦略を考え、実行することです。
PRは情報戦
これはまさに情報戦です。固定観念に囚われることなく、常に情報を収集し、効果的に情報を発信する。
高度情報化社会だからこそ、すべての個人に求められるスキルとも言えるでしょう。まずは、あなたが「何をやりたいのか」を明確にして下さい。目的は何か、これが一番重要です。
具体的に何をするのか？
では、PR会社は実際には何をしてくれるのでしょうか？
日本でも一定以上の規模を持つ企業や団体には広報の専門部署がありますが、PR会社は専門家として広報部署のサポートを行います。中小零細企業では広報部署を持たない場合もありますので、広報業務を一部代行することもあります。
典型例としては、プレス・リリースの作成があります。プレス・リリースとは、テレビ・新聞など報道機関向けの発表文書のことです。意外なところでは、記者会見の会場設営と運営があります。いずれも、報道機関とのコミュニケーションを円滑にするための活動です。
発信を支援・代行
近年では、ウェブサイトやSNSなど、企業側が発信できる媒体が増えました。これらのウェブ媒体は便利である一方、労力に効果が見合わなかったり、本業務に圧迫されて継続的な発信が難しかったり、不適切な発進によって逆効果になったりすることもあります。
対マスメディアやウェブメディアによる発信に際し間違いのないよう、専門家としてサポートし、代行できるのがPR会社なのです。